ご利用事例

お客様インタビュー

富士フイルムイメージングシステムズ株式会社様

「FUJIFILM Prints&Gifts」を運営される富士フイルムイメージングシステムズ株式会社様にインタビューをさせていただきました。

「フォトブック」や「フォトカレンダー」など、写真を使った世界にひとつだけのアイテムを作ることが出来る「FUJIFILM Prints&Gifts」を運営されている富士フイルムイメージングシステムズ株式会社様は、2019年からカートリカバリーをご利用になっています。

今回は、カートリカバリーを導入した決め手や、管理画面の使い勝手、導入した効果についてインタビューをさせていただきましたのでご紹介いたします。

導入前の課題

お客様がフォトブックを作成し、カートに入れるという仕組みなので、カート離脱はないと思っていました。しかし、30%も離脱をしていることがわかり、ツールの導入を検討しました。

導入後の効果

カート離脱したユーザーへアプローチができるようになり、直近では3.4%のリカバリー率で効果を感じています。設定をしておくと、自動でフォローできる仕組みができ、売上につながっています。

インタビューご協力
fujifilm-img01富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
コンシューマー事業本部
営業本部 Web・コンテンツビジネス営業部
マネージャー
藤堂正寛様

 

 

 

事業内容を教えてください 

――「富士フイルム」というと、もはやカメラや写真というイメージに留まらず、非常に幅広く事業を展開されていますね。

藤堂さま富士フイルムイメージングシステムズは富士フイルムのグループ会社です。富士フイルムというと、最近は何の会社?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ご存知のとおり、富士フイルムはもともと写真関連の会社ですが、2000年をピークにフィルムの需要がほぼなくなりまして、これまで培ってきた写真技術を活用して、デジカメなどイメージング製品はもちろん、医療やヘルスケア、化粧品などの研究で事業を革新的に拡大してきました。グループ全体で約2兆5000億円程の売上となり、過去最高益を上げるなど順調に成長を続けています。

――そのなかで富士フイルムイメージングシステムズ様はどのような事業展開をされていますでしょうか?

藤堂さま:当社は、その富士フイルムのもと、デジカメなど電子映像・写真関連のイメージング製品の販売や、ビジネスユースに関連した画像・情報サービスの提供を担っています。

身近なところでは、最近チェキがとても売れていて生産が追い付かないような状況です。僕らの世代だと、チェキといえば結婚式の二次会のイメージがありますが、アナログ体験が初めての若い世代に特に人気がありますね。

「FUJIFILM Prints&Gifts」について教えてください

fujifilm-cap

――カートリカバリーを導入されたECサイト「FUJIFILM Prints&Gifts」について教えてください。

藤堂さま:まず、ECの取り組みとしては歴史が長く、今年で25年になります。現在運営しているのは、プリントサービスの「FUJIFILM Prints&Gifts」と、イメージング製品販売の「フジフイルムモール」の2サイトで、どちらも伸びている状況です。

カートリカバリーを導入した「FUJIFILM Prints&Gifts」では、「フォトブック」や「年賀状」などを高品質なプリントで手軽に作っていただけるサービスを提供しています。お気に入りの写真を使ってさまざまなアイテムが作れますので、ご家族やペットなどとの思い出を世界にひとつだけのカタチで残していただくことができます。

――チェキと同じく、思い出をカタチに残すという、アナログでしか体験できない価値を提供されているのですね

導入前の課題について教えてください 

――導入検討のきっかけとなった課題について教えてください。

藤堂さま:2018年にECプラットフォームを乗り換えたのをきっかけに、お客様の行動データを見られる環境になりました。それまでは「勘と経験と度胸で仕事をする(KKD)」という感じだったのですが、乗り換え後はマーケティング分析ができるようになり、「仮説・検証・データドリブン(KKD)」に仕事の仕方を変えることができました。

カート離脱が起きていることも確認できる出来るようになりました。実は、もともと「フォトブック」などは、編集作業を終えてカートに入れる仕組みのため、あまり離脱はしないだろうと思いこんでいたんです。それが、実際に分析をしてみると、約30%以上がカート離脱していることがわかり、その数字の大きさに驚かされることになりました。 

そこで、このカート離脱という課題を解決するためにいろいろ調べ始めたところ、対策できるツールがあると知り、ツールの導入を検討し始めたというわけです。

導入の決め手を教えてください 

――カートリカバリー導入の決め手になったのは何ですか?

藤堂さま:カート離脱の対策ツールをさまざま検討し、3~4社に絞り込んで比較しました。その結果、機能の使いやすさ、とくに管理画面の使用感がよく、カートリカバリーを導入することに決めました。

そのころ、私の部門は、ナレッジを蓄積して富士フイルムのグループ内でワールドワイドにノウハウを展開することもミッションの一つでした。そのため、デジタルマーケティングのツールについては、かなりいろいろと試している状況でした。選択基準はワールドワイドでノウハウが使えることがベースでしたが、国内のツールにも使いやすさと素晴らしさを感じました。その中でも、カートリカバリーはとくに使いやすく、安価で満足しています。

また、いつでも課題解決のための技術的な相談ができるので、近い距離間で一緒に取り組みができていると感じています。

――ありがとうございます!導入では手軽さ、運用では管理画面や各機能の使いやすさにこだわって開発しており、お客様に成果を上げていただくためにも、サポートには誠心誠意取り組んでおります。そう言っていただけるのはとてもうれしいです。 

導入後の感想を教えてください 

藤堂さまお写真-1

富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
コンシューマー事業本部
営業本部 Web・コンテンツビジネス営業部
マネージャー
藤堂正寛様

 

――導入後の感想を教えてください。

藤堂さま:管理画面がよく設計されていて見やすく、必要な情報がわかりやすいというところがとても気に入っています。導入の決め手となったポイントです。

とくに、「カート内トレンド」という機能は、リアルタイムにお客様がカートに入れている商品が確認できるため、どんな商品を一緒にカートに入れているのかがわかり、面白い機能だと思います。モニターを2つ並べて、リアルタイムに見ているのが楽しくなるくらいです。

(管理画面をご覧になりながら)それにしても、あらためて見るとこんなに機会損失があるんですね。

――機会損失額に驚かれる企業様はとても多いです。

――カゴ落ち対策でよくご利用になる機能はありますか?

藤堂さま:カート離脱したユーザーに対してメールが送れる「カゴ落ちメール」には導入以来取り組んでいます。カート離脱に対して、どのタイミングでメールを送付すると効果が高いかという課題について検討しながら設定をしています。

というのも、「フォトブック」は作成するのに手間がかかるため、カートに保存しながら     土日に作ったり、お子さんの写真を夫婦で相談しながら作ったりするケースも多いので、カゴ落ち後のメールの送付時間などをABテストしながら工夫をしています。現在は2つ     設定していて、リカバリー効果についてもすごく実感しています。

カゴ落ちメール設定後2~3年になりますが、完全にカゴ落ち対策の仕組みづくりが出来上がって自動化されています。カゴ落ちメールを配信したら売上が増えるという、自動販売機のような状態になっているのでとてもありがたいです。今後はもう少しリカバリー率が上がるようにしていきたいですね。

――直近のリカバリー率の3.4%という数値は平均よりも高い数値となっています。つまり、購入意欲の高い方に対して適度なタイミングで効果的な内容のカゴ落ちメールを配信できているということですので、効果的にご利用いただけていると思います。さらに効果を上げるために配信の通数を増やしたり、件名をそれぞれ変えたりして試していただくとよいかもしれません。

 

・カゴ落ちメール経由でリカバリーした金額(1ヵ月間)

リカバリー額

6,950,613

※カートリカバリーの費用:初期費用 50,000円、月額費用 39,000円(税抜)

 

・カゴ落ちから3時間後に配信するメールの効果

開封率 クリック率 CV率
約 53.2 約 14.4 約 6.4

 

・レポート画面例:
※画像は、富士フイルムイメージングシステムズ株式会社様の実際の数値とは異なります。

レポート

カートリカバリーへのご要望をお聞かせください 

――もっとこういう事ができるといいなという機能はありますか?

藤堂さま:アプリでもカゴ落ち対策ができるといいと思います。「FUJIFILM Prints&Gifts」にもいくつかスマートフォンアプリがあるんですが、そのなかでプッシュ通知を送ったり、会員IDなどを他のツールと紐づけて活用できたりすると、アプリでできることも広がっていいですね。

――ありがとうございます。社内で共有して今後の開発の参考にさせていただきたいと思います!

最後に 

富士フイルムイメージングシステムズ様の「FUJIFILM Prints&Gifts」では、「フォトブック」や「年賀状」などの高品質なプリントサービスで、思い出を世界にひとつだけのアイテムとしてカタチに残すという、アナログでしか体験できない価値を提供されています。日々忙しく過ごす中でカート離脱されたお客様にもお忘れなくご利用いただけるように、カートリカバリーがお役に立てますと幸いです。

fujifilm-img03

活用のポイント!

「カゴ落ちメール」は、「一度は購入を検討してカートインをしたユーザー」という一番コンバージョンに近いユーザー層にのみ自動でメールを送るため、効果的に売上に繋げることができます。

一般的なECサイトのカゴ落ち率は平均70%と言われており、カートインをしても、「今は忙しいからやっぱり後で買おう」「もう少し考える時間がほしい」などの理由で離脱してしまうユーザーも多くいらっしゃいます。
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社様のようにカゴ落ちが発生しづらい商材を扱っているサイト様でも、実際に30%のカゴ落ちが発生しております。

カゴ落ち防止の対策をされていても一定数発生してしまうカゴ落ちは、「カゴ落ちメール」で自動的にフォローができる仕組みを作っておくことで、購入率を上げることが可能です。
ショップでの複数の売上施策の効果を最大限発揮するためにも、いちばんコンバージョンに近いカゴ落ちユーザーのフォローは非常に重要です。

 

インタビューにご協力いただいた企業さま

会社名富士フイルムイメージングシステムズ株式会社様
URL

https://pg-ja.fujifilm.com/

サービス内容

フォトブックや写真プリントなどのプリントサービス

  • 本事例は2022年12月現在の内容です。
  • 本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載当時のものであり、変更されている可能性があります。
  • 掲載企業様への直接のご連絡はご容赦ください。

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