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コラム

Gmailの「経由」表示を消す仕組みとは?DMARCアライメントと独自DKIMを網羅的に解説

💡 本記事の要約

  • 原因:Gmailの送信元に表示される「〇〇経由」は、メール配信システムの共用ドメインを利用した「第三者署名」が原因である可能性があります。
  • 仕組み:送信元(From)ドメインと、電子署名(DKIM)に用いられるドメインが一致しない場合に、受信側のシステムによって送信経路が明示される仕様となっています。
  • 解決策:自社ドメインでのDKIM(作成者署名)を設定することでドメインの不一致が解消され、「経由」表示を消すことができるほか、近年求められる「DMARCアライメント」にも合格しやすくなります。

 なぜメール送信元に「〇〇経由」と表示されるのか?

自社から配信したメールマガジンをGmailで確認した際、送信元アドレスの横に「○○経由(via)」と表示されているのをご覧になったことはないでしょうか。

「読者に不審なメールだと思われてしまわないか」とご不安を感じる配信担当者のお客様もいらっしゃるかもしれません。

結論から申し上げますと、この表示は、メール配信システムの共用ドメインによる「第三者署名」を用いてメールが送信されていることが主な原因であると言えるでしょう。

ドメインの不一致が「経由」表示を生む仕組み

メールの送信元が正当であることを証明する技術の一つに、「DKIM(送信ドメイン認証)」があります。 DKIMは、送信側のサーバーでメールに特殊な「電子署名」を付与し、受信側のサーバーでその署名が正しいかを確認する仕組みです。

Googleが公開しているヘルプ「送信者名の横に表示される詳細情報」等においても、メールの送信元(From)アドレスのドメインと、実際にメールを送信(およびDKIM署名)したサーバーのドメインが異なる場合、送信経路の透明性を確保するために「〇〇経由」と表示される仕様が説明されています。

つまり、配信システムを利用してメールを送る際、Fromアドレスは自社のドメインであっても、DKIM署名が配信システム提供の共用ドメインで行われている(=第三者署名)と、ドメインの不一致が発生し、「経由」表示が出る仕組みになっています。

第三者署名と作成者署名の比較

この仕組みを踏まえ、DKIMにおける「第三者署名」と、自社ドメインを利用する「作成者署名」の違いを独自の視点で整理してみましょう。

比較項目第三者署名(一般的な標準機能)
作成者署名(独自DKIM)

電子署名に
使用する
ドメイン

メール配信システムの共用ドメイン
お客様自身の自社ドメイン
送信元(From)
とのドメイン一致
不一致となる一致する
DMARCアライメント
への影響
DKIM側のアライメントは不一致となるDKIM側のアライメントに合格できる
Gmail等での
送信元表示
「〇〇経由」と表示される可能性がある

自社名のみがスマートに表示される

読者が受ける
心理的影響
外部システムを経由していることが
視認される

自社ドメインからの直接送信に見え
安心に繋がる

 

自社ドメインを用いた「作成者署名」を導入することで、差出人欄から「〇〇経由」という余計な表示がなくなり、自社名のみをスマートに表示させることができます。これにより、読者に不審な印象を与える要素をなくし、より安心してメールを開封してもらえる環境を整えることができます。

DMARCアライメントとは?作成者署名が必要な理由

さらに踏み込んで、近年重要視されている「DMARCアライメント」との関係性について解説いたします。

ガイドライン強化とアライメント合格の重要性

DMARCとは、SPFやDKIMの認証結果を用いて、認証に失敗したメールをどう処理するかを送信側が宣言する仕組みです。 Googleの公式ドキュメント「メール送信者のガイドライン」や、Yahoo!メールの動向においても、悪質ななりすましメールを防ぐため、大量のメールを送信する事業者に対してDMARCの設定が「必須要件」として強く求められています。

DMARCの認証に合格するためには、「アライメント」と呼ばれる条件をクリアする必要があります。

アライメントとは、簡単に言えば「送信元(From)アドレスのドメイン」と、「SPFまたはDKIMで認証されたドメイン」が一致しているかどうかを確認するプロセスです。

第三者署名の場合、DKIMで認証されるのは配信システムのドメインとなるため、Fromアドレスのドメインとは異なり、DKIMのアライメントは不一致となってしまいます。

より強固なDMARC設定を構築し、アライメント合格の確実性を高めるためには、自社ドメインによる「作成者署名」の導入が、推奨事項から必須要件に近い位置づけへと変化してきていると言えるでしょう。

※SPF、DKIM、DMARCの詳細な仕組みや重要性については、こちらのコラム「メールの到達率を改善するには?今知っておくべきSPF、DKIM、DMARC」で詳しく解説しています。

疑問を解決!Gmailの経由表示とDKIMに関するFAQ

読者の皆様からよく寄せられる疑問を、具体的な解決策としてFAQ形式でまとめました。

Q. Gmailの「経由」表示を消す具体的な手順は?

A. 自社のドメインで暗号鍵を生成し、DNSサーバーに公開する「作成者署名(独自DKIM)」を設定することが、根本的な解決策となります。

これにより、送信元ドメインと署名ドメインが一致し、「経由」表示を解消できる可能性が高まります。

具体的な手順としては、ご利用の配信システムで独自DKIMのオプション等を申し込み、発行された専用のDNSレコードをご自身のドメイン管理画面に設定することで完了いたします。

『さぶみっと!メール配信』における導入までの流れについては、「DKIMオプションお申し込み後の設定手順と利用開始までの流れ」のFAQもあわせてご覧ください。

Q. サーバーの専門知識がなくても、DKIM(作成者署名)の設定は可能ですか?

A. はい、配信システム側のサポートを活用することで十分に可能です。

たとえば『さぶみっと!メール配信』の場合、暗号鍵の生成など複雑なシステム操作は弊社側で行います。

お客様は、弊社からご案内する指定の文字列(DNSレコード)を、ご自身のドメイン管理画面に追加していただくだけで設定が完了いたします。

※ご利用の前提条件等については、こちらのFAQ「サーバーやDKIMの専門知識がなくても、DKIMオプションは利用(申し込み)できますか?」もあわせてご確認ください。

まとめ:読者に安心感を与えるメール配信環境へ

Gmailの「経由」表示が出る仕組みと、それを解消するための「作成者署名(独自DKIM)」の重要性について解説いたしました。

技術的な要件を満たすことは、単に迷惑メール判定を避けるだけでなく、読者に「安全な送信元である」という安心感をお届けすることに繋がります。

『さぶみっと!メール配信』の「作成者署名DKIMオプション」で課題を解決

『さぶみっと!メール配信』では、すべてのプランでSPF設定を標準機能としてご提供しているほか、より信頼性の高い配信環境を構築するための「作成者署名DKIMオプション」(有料オプション)をご用意しております。

まさに「経由表示を消したい」「DMARCアライメントにしっかり対応したい」といったお悩みを持つお客様をサポートするサービスです。 専用の鍵生成などはシステム側で完結するため、専門知識がなくても直感的な操作性でスムーズに導入を進めていただけます。 詳細につきましては、以下の関連ページをご確認ください。

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