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コラム

マルチパートメールでスパム判定を回避!読者のエンゲージメントを向上させよう

メール配信の手段として「マルチパートメール」という言葉を聞いたことはありますか? 実はこの形式で配信することが、メールの到達率を上げる上で非常に重要だと言われています。

今回は、マルチパートメールが迷惑メール判定を回避し、読者のエンゲージメントを高める仕組みについて、詳しくご紹介します。

「マルチパートメール」って何?

マルチパートメールとは、テキストメールとHTMLメールの両方を設定し、一緒に配信する仕組みです。
メールを受信する環境に合わせて、どちらか片方を自動で表示させることができます。
例えば、バナー等の画像や、文字の太字や色等の装飾が使えない環境の場合は、テキストメールが自動的に表示されるようになります。

なぜ「マルチパートメール」がスパム判定を回避するのか?

なぜ「マルチパートメール」はスパム判定を回避できるのでしょうか? その理由は大きく2つあります。

1.スパムフィルターの評価が上がる

悪質なスパム業者は、スパムフィルターの目を欺くために、HTMLメールに不審なコードや画像だけを多用することがあります。そのため、スパムフィルターは、画像だけで構成されたメールや不審なHTMLコードを警戒する傾向があります。

一方、マルチパートメールには、画像や装飾のないテキストメールが含まれています。このテキストメールが、フィルターに対して「このメールは安全である」という信頼のシグナルを送る役割を果たすと考えられています。これにより、スパムスコアが低く評価され、迷惑メールフォルダへの振り分けを回避しやすくなります

2.どんな環境でもメールが正しく表示される

スパムフィルターは、コンテンツの内容だけでなく、そのメールがどれだけ多くの人に確実に届けられるか、という「到達性」も評価の対象とすることがあります。

マルチパートメールは、受信者の環境に合わせてHTMLメールかテキストメールを自動で選んで表示します。これにより、HTMLメールをブロックしている読者や、画像が表示されない古い環境の読者にも、メールの本文を正しく表示できます。

さらに、メールの軽量化やセキュリティ意識の高まりから、あえてテキスト形式で受信している読者もいます。マルチパート形式であれば、そうしたシンプルさを好む読者にも配慮でき、メールの内容を届けることが可能になります。

結果として、「メールが届かない」という状況が減少し、送信元の評価(レピュテーション)を良好に保つことにつながります。

【当社のデータ】約半数の読者が「テキストメール」で読んでいる!

「でも、テキストメールで読む人なんて今どきいるの?」と思われるかもしれません。

実は、当社がマルチパートメールで配信しているメルマガでは、2025年8月に送ったメールの全クリック数のうち、約47.4%がテキストメールから来ていました。

このデータは、見た目にこだわってHTMLメールだけを送ることが、どれだけの機会損失につながるかを示しています。マルチパート形式でテキストメールも合わせて送れば、どんな読者にも内容を届けられるようになるのです。

送ったメールのクリック確認方法はこちら>>

読者の心に届く!マルチパートメールがエンゲージメントを向上させる理由

メールの内容が正しく表示されることで、読者はストレスなくメールを読めるようになります。これにより、開封やクリックといったエンゲージメント(受信者がメールに対して示す積極的な反応や行動)が高まります。エンゲージメントが上がると、Gmailなどの主要なメールサービスからの評価も上がり、結果的にメールがより届きやすくなります。

また、読者がメールの内容を読めなかったり、正しく表示されなかったりすると不満を感じ、「迷惑メール報告」をしてしまうことがあります。
マルチパートメールで内容を届けられる可能性を上げることで、メールが読めない・表示されない不満を解消し、配信停止や迷惑メール報告のリスクを減らすことができます。特に迷惑メール報告は送信者の評価を大きく下げるため、その事態を避けることが非常に重要です。

公式ガイドラインが推奨する「マルチパートメール」

マルチパートメールが迷惑メール判定に有利な理由について、GoogleとMicrosoftの公式ドキュメントをご紹介します。

Google(Gmail)の公式ガイドライン

Googleの公式ドキュメント「Gmail ユーザーにメールを送信するためのガイドライン」では、メール配信の健全性を保つために、国際的なメール標準規格への準拠を求めています。

Microsoft(Outlook.com)の公式ガイドライン

Microsoftの公式ドキュメント「外部送信者向けポリシーとプラクティス」には、メール配信のベストプラクティスが明記されており、「RFC 5322 など」の準拠が求められています。

なぜGoogleとMicrosoftが「マルチパートメール」を推奨するのか?

電子メールの標準規格は、RFC(Request for Comments/インターネットの技術や仕様を定めた文書の総称)によって定められています。この規格の中でも、メールの基本的な形式を定める「RFC 5322」と、HTMLやテキストといった複数のコンテンツを一つのメールに含めるための仕組みを定めた「RFC 2045(MIME規格)」が特に重要です。

このMIME規格は、複数のコンテンツを一つのメールに含めるための標準的な方法として、「マルチパートメール」を定義しています。

つまり、GoogleとMicrosoftが求める「国際的な標準規格への準拠」とは、現代のメール配信において「マルチパートメールで配信すること」を意味しているのです。

『さぶみっと!メール配信』なら手間なく「マルチパートメール」が送れる!

『さぶみっと!メール配信』なら、誰でも簡単に「マルチパートメール」を送ることができます。

ご自身でHTMLメールとテキストメールを設定できる「マルチパート形式」もご用意していますが、「HTMLメールエディター」を使えば、HTMLメールを作成するだけでテキストメールが自動で作成されます。

マルチパートメールで配信する際、HTMLメールとテキストメールの内容を完全に一致させる必要はありませんが、両者が大きく乖離していると、スパムフィルターに不審なメールと認識される可能性があります。HTMLメールの内容を要約したり、同じ内容にしたりする方がより安全です。『さぶみっと!メール配信』の「HTMLメールエディター」では、HTMLメールから自動でテキストメールが作成されるので、安心してご利用いただけます!

配信時のメール形式の選び方はこちら>>

HTMLメールエディターの詳細はこちら>>

まとめ

今回は「マルチパートメール」でメルマガが届きやすくなる理由を色々とご紹介しましたが、最も重要なのは、受信する読者(環境)のことを考えて配信しているか、という点です。その配慮こそが、メールの到達率を高めるポイントになります。

今後HTMLメールを配信する際は、受信する読者にはHTMLメールが表示できない環境があることも意識していただき、ぜひ「マルチパートメール」の配信をご検討ください。

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