コラム

4つのデータで見る!夜中・深夜のカゴ落ちメール配信とユーザーの反応

作成者: cartrecovery-support|2018年10月25日(木)

カートリカバリーでは、カゴ落ちしてから任意の設定時間後に「カゴ落ちメール」という、
カゴ落ちした商品を掲載したステップメールを配信し、ユーザーにアプローチすることができます。

配信対象をカゴ落ちしたユーザーに絞っているため、一般的なメルマガに比べて、開封率・クリック率3倍、CV率5倍など、効果が高いことが特徴です。

さて、ご利用いただいているサイト様より、下記のようなご質問をいただきました。

「深夜帯は配信を停止するように設定しているけど、CV率に影響があるの?」
「深夜にメールを送った時の、お客様の反応が心配・・・」

そこで今回は、配信を停止している時間帯の傾向と、カゴ落ちメール受信後のユーザーの動向を、4つのデータをもとにお伝えします!

AM1時~AM7時に配信を停止しているサイト様が多い!

カートリカバリーでは「配信を停止する時間帯」を設定することができます。
1つ目のデータは、カートリカバリーをご利用の全サイト様において、配信を停止する時間帯の設定状況を調査しました。

※例えば、配信を停止している時間帯が0時~7時の場合、その時間帯にカゴ落ちメール配信対象になったユーザーには、7時以降にメールが配信されます。
※設定方法はこちら

まずは、配信を停止する時間帯の設定割合を確認しました。

約70%ものサイト様が、任意の時間帯にカゴ落ちメールを送らない設定をしているようですね。
では、次に、よく設定されている時間帯を確認してみましょう。


だいたい24時~10時まで、特に、AM1時~AM7時配信と夜から朝方にかけて配信を停止しているサイト様が多いようです。

次に、カゴ落ちメールを受信した後のお客様の動向を調査しました。

カゴ落ちメールは受信後1時間以内に開封されやすい!

2つ目のデータは、深夜帯(1時~6時)とそれ以外の時間帯にカゴ落ちメールを受信した場合について、
それぞれ、カゴ落ちメールを受信してから開封されるまでの経過時間を調査しました。

多くのカゴ落ちメールは、受信された時間帯に関係なく、受信後1時間以内に開封されているようです。
受信から4時間後には、開封率は約半分に、25時間後には、開封率は1%以下にまで低下します。

また、深夜帯(1時~6時)に受信されたカゴ落ちメールは、受信から1時間以内の開封率と同じくらい、受信から6~7時間後の開封率も高いようです。

これは、深夜に受信したカゴ落ちメールが、その時間帯に起きているユーザーはその場で開封し、起きていない場合は、朝方から昼(7時~13時)の間に開封することを意味していると考えられます。
深夜帯にメールを受信した場合、ユーザーはライフスタイルに合わせて開封しているようですね。

深夜帯は、配信停止時間に設定されていることが多いため母数は少ないですが、
[配信を停止する時間帯]を深夜帯に設定していないからといって、ユーザーの反応が悪くなることはないようです。

CVのきっかけになったカゴ落ちメールの開封時間帯は?

3つ目のデータとして、CVのきっかけになったカゴ落ちメールが「開封された時間帯」を調査したところ、
22時~1時に開封されたメール経由でのCV率が高い傾向にあることがわかりました。

前項にて、カゴ落ちメールは受信後1時間以内に開封されやすいと判明したため、
22時~1時にメールを開封したユーザーの多くは、だいたい21時~1時にメールを受信していると予想できます。

過去ブログにて、よくご利用されていて効果が高いカゴ落ちメールの送信タイミングとして「1通目:カゴ落ちから1時間または3時間後、2通目:24時間後、3通目:7日後」という設定をご案内しました。その設定時間に基づいて考えると、21時~1時にメールを受信したユーザーが、実際にカゴ落ちをしたタイミングは「18時~1時」と推察できます。

夜から深夜にかけてCV率が高くなる傾向にあることが分かりましたが、これらの時間帯にメールを配信した際のカゴ落ちユーザーの反応が気になるところですね。

最後に、購読解除されやすい時間帯をお伝えします。

購読解除されやすい時間帯は?

カートリカバリーでは、ユーザーのワンクリックでカゴ落ちメールの購読を停止できる「購読解除URL」を設定できます。

最後、4つ目のデータとして、購読解除が発生したカゴ落ちメールの送信時間帯を調査したところ、
5時~7時、21時~0時に送信されたカゴ落ちメール経由で、比較的、購読解除される割合が高くなる傾向にあることが分かりました。

5時~7時の時間帯は、既に多くのサイト様が配信を停止する時間帯に設定されていますね。

しかし、前項でお伝えした通り、21時~0時に受信されるメールは、CVのきっかけになりやすい傾向にあります。

21時~0時は、CVに繋がりやすい時間帯であると同時に、購読解除されやすい時間帯でもあるため、
配信を停止する時間帯を設定する際は、サイトポリシーに従って決めることをお勧めいたします。

まとめ

今回は、下記4つのデータをもとに、夜中・深夜のカゴ落ちメール配信状況とユーザーの反応を調査しました。

  1. ご利用されているサイト様の、配信を停止する時間帯のご利用状況
  2. カゴ落ちメールが受信されてから開封されるまでにかかる時間
  3. CVのきっかけになったカゴ落ちメールの受信時間帯
  4. 購読解除されやすい時間帯

その結果、下記のようなユーザーの動向が分かりました。

  • 約70%のサイト様がいずれかの時間帯に配信を停止していて、特にAM1時~AM7時に停止されていることが多い
  • カゴ落ちメールは、受信後1時間以内に開封されやすい
  • 深夜帯にメールを配信しているからといって、ユーザーの反応が悪くなることはない
  • 特に21時~0時に受信したメール経由でのCV率が高いが、比較的、購読解除に繋がりやすい時間帯でもある

 

データとしては、夜間の配信は良い反応を得られる傾向にありますが、就寝しているであろうユーザーも多い時間帯ですので、クレームに繋がってしまう可能性も考えられます。
ブランドやお客様の特徴、サイト全体で購入されやすい時間帯、既に配信している既存のメルマガや、過去に発生したクレームの傾向などを考慮していただき、サイトポリシーに従って配信時間を設定されることをお勧めします。

なお、CV率向上のためには、
「カゴ落ちが発生してから何時間後にメールを配信するか?」「ステップメールは何通設定するか?」「キャリアメールアドレス宛用にテキストメールを設定しているか?」といった設定を見直すことをお勧めしております。

過去のブログにてお伝えしておりますので、ぜひご確認くださいませ。

 

コンバージョンに繋がるステップメールの設定とは?
⇒カゴ落ちから「3時間・24時間・7日後」に送信することで高い効果を期待できます。
カゴ落ちメールを複数通送る時に効果的な内容とは?
⇒テンプレートを最低限編集して利用・件名を変更するだけでも、充分な効果を期待できます。
カゴ落ち対策でCVR2倍実績も。HTMLメール+”テキストメール”の並行運用のススメ
⇒テキストメールを設定することで、キャリアアドレスユーザーにもメールを正しく表示させることができます。